
信用売り残の推移を見ると、昨年10月19日申込み現在で436万株に過ぎなかった信用売り残は、翌週10月26日申し込み現在で1182万株に急増、11月2日申込み現在では1822万株にさらに膨れ上がった。当時の株価は100円台。その後の株価はどんどん水準を切り上げ、売り方はそっくり残されたままの状態にある。
再度の買いに動き出した有力筋は、100円台で売り込んだ向きの買い戻しを催促する相場に仕上げていく狙いのようだ。13日の活況相場では再びカラ売りが上乗せされている。人気系株が波乱になる中、人気株の牽引役として市場の注目度が強まってきた。(株式評論家・隆盛)
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