
同社は、食品原材料・資材を輸出入、国内販売する食品専門商社で、乳酸菌、ビタミンC、マンゴー加工品などの特定分野ではシェアトップを誇り、昨年夏の猛暑で清涼飲料やアイスクリームなどの夏場商品が好調に推移したことを受けて、糖類、機能性食材、果肉缶詰などの販売が伸び、さらにアイスクリームメーカーのサンオーネストの完全子会社化や米国会社買収などによるグローバル展開や複合機能化を進めたことも加わって、今期業績が期初予想ペースを上回って好調に推移している。
第2四半期累計業績が、経常利益で期初予想を9400万円、純利益で7600万円それぞれ上回って着地したあと、今年2月12日開示の3Q業績は、前年同期比4%増収、11%経常増益、2.6倍純益増益と大幅続伸、経常利益は、9カ月実績で期初予想の年間予想をすでに400万円、純利益は、1300万円上回る高利益進捗率となった。とくに純利益は、前期計上の貸倒引当金繰入額やクレーム補償費などの特別損失が一巡して期初予想では、2億1000万円(前期比32%増)と急回復が予想されているが、3Qの大幅続伸からさらにV字回復期待が強い。
配当も、30円の高配当を安定継続して配当利回りは4%を上回っており、期末に向けたこの高配当利回り買いとPER10倍台の割安修正とが相乗しなお上値追いに拍車をかけよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
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