
3Q業績は、前年同期比8%増収、4%経常減益、0.4%純益増益と増減マチマチとなり、4月通期業績対比の利益進捗率は、62〜61%と目安の75%を下回るとともに、前年同期の高利益進捗率に及ばなかった。医薬事業では、昨年4月の公定薬価の引き上げの影響を医療モール13件の開業やグループ全体で56店舗の調剤薬局出店(閉鎖5店舗)でカバーしたが、物販事業が、ドラッグストア業界の出店・価格競争で客単価が低下し、東日本大震災の特需反動減も重なって減益転換したことなどが要因となった。4月通期業績は期初予想に変更はなく、純利益は、60億1000万円(前期比22%増)と連続の過去最高更新を見込んでいる。
株価は、2Q累計業績が期初予想を下ぶれたことを嫌ってつけた12月安値から下げ過ぎ訂正で5180円まで反発、5000円台を出没した。PERは13倍台と割安だが、再度の下値確認も想定される。(本紙編集長・浅妻昭治)
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