オリコン<4800>(JQS)が戻り足に転じてきた。今2013年3月期の第3四半期累計決算は営業利益が5億3400万円と前年同期比27.1%の減益に見舞われた。そして、今3月期通期でも営業利益は前期比13.4%減が見込まれている。
スマートフォンへの対応を積極的に推進し、特に、スマートフォン向け音楽配信サービスについては、配信楽曲を継続的に充実させるとともに、ユーザーの利便性と満足度を高めるための機能の拡充に注力した結果、売上げは大幅に伸びている。しかし、その分従来型携帯電話向けの着うたフル、着うた、着メロ等が減少、今のところ携帯電話向けのダウンが優っているが、これがスマートフォンの増加が優位となるのは時間の問題。
株価は悪いところを織り込んでの出直りという強いパターンで、当然2月高値3万5850円奪回は視野に入っているということだろう。太陽光発電事業への展開も新たな株価見直しの要因になりそう。(株式評論家・隆盛)
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2013年02月27日