<銘柄の見所>
ソニー<6758>(東1)は主力株安の中で21円高と買われ、注目される局面を迎えている。2月18日に「PSVita」の値下げを行うとともに、新たに2月20日に「PS4」を発表するなど、ゲーム事業のテコ入れ策が相次いで発表された。「PSVita」は値下げによる販売増加、対応ソフトの充実などで、今後の収益アップが想定される状況だ。
また、新型ゲーム機「PS4」は、クラウド技術を採用し、ソーシャルネットワーキング機能を搭載することで友人とプレイ画面を共有したり受け渡しをすることができるなど、プレイヤーの遊び方に新たな広がりを提供するものと予想されている。
円安転換を機とする増額修正期待で2月7日には1551円の高値を示現し、現在はその調整局面だが、業績の本格回復への必須条件であった成長ドライバーとしてゲーム部門が急浮上したと言え、今後そうした評価替え相場が訪れる可能性が想定され、全般相場の牽引役としても期待される。(株式評論家・隆盛)
◎日刊株式投資情報新聞(無料)登録受付中!
2013年02月27日