アイビー化粧品<4918>(JQS)が新展開に躍進してきた。年10円の高配当を3月期末に一括配当することで、4.3%という高利回り狙いの買いがどんどん流入している。利回り水準的にはなお訂正高の余地は大きいようだ。
今2013年3月期の第3四半期累計決算は、営業利益2億6500万円と前年同期比16.6%増益の好決算となった。ポイントは売上げが同8.5%減の中で増益を確保できた点だ。業務及び各経費の見直し、販売費及び一般管理費の節減を継続し、全社を挙げて経費節減に努めてきた効果が現れてきている。
こうした中で、昨年11月に発売した「アイビーコスモス エンリッチ ローション」は、新製品の単月出荷数としては過去最高の約14万4000個を受注、同12月には「アイビー メークアップコレクション ふたつの魅力」、並びに「アイビー エレガンス ロングラッシュ マスカラ」を新発売するなど、売り上げ増の態勢が整った。利回り買いをきっかけに、業績見直しが本格化するパターンと思われる。(株式評論家・隆盛)
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2013年02月28日