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2013年03月01日

【編集長の視点】清和中央HDは業績V字回復に増配、下げ過ぎ訂正にトライ

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 清和中央ホールディングス<7531>(JQS)は、8000円台下位で下値固めを続けているが、今12月期業績のV字回復と増配を予想しており、これを見直して下げ過ぎ訂正にトライする展開が見込まれる。昨年も年初の昨年来安値7800円から約2カ月で同1万円まで底上げしており、再現思惑を強めよう。

 同社の業績は、今年1月に昨年8月に下方修正した前期業績を一転して上方修正して回復色を濃くしたあと、今期業績のV字回復を見込んだ。具体的には、売り上げを440億円(前期比8%増)、経常利益を7億9000万円(同2.5倍)、純利益を5億7000万円(同2.9倍)と予想したもので、このV字回復とともに配当も、大幅増配を予定している。

 配当は、前々期にジャスダック市場(スタンダード)上場15周年記念配当2円を上乗せして12円としていたものを、前期はこの記念配当を落として10円としており、今期は15円配当と大幅に増配する。

 今期業績のV字回復は、国内鉄鋼需要が緩やかに改善し、高騰していた鉄鋼原料価格も是正されて落ち着き、値下がりしていた鋼材価格も下げ止まりの兆しを強めていることなどが要因で、この環境好転下、同社は、短期対応のきめ細かい在庫調整を展開してV字回復を実現する。

 株価は、8000円台下位で下値を確認し、今年1月の前期業績上方修正で8440円をつけ、今期V字回復業績・増配発表で8400円高値まで買われなど、8000円台下位から上放れ気配を強めている。昨年2月につけた昨年来高値1万円を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:29 | 編集長の視点