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2013年03月01日

【狙い場・買い場】ヤーマンは家庭用美容・健康機器の成長背景に株価も上昇基調

狙い場・買い場 ヤーマン<6630>(東1)に注目したい。脱毛器、保湿スチーマー、保湿美顔器、痩身器具など家庭用美容・健康機器事業、および化粧品事業を展開している。株価は今期(13年4月期)減額修正懸念を織り込み、来期(14年3月期)の収益改善期待で出直りの動きを強めている。

 今期連結業績見通しについては、売上高が前期比10.0%増、営業利益が同17.5%増、経常利益が同16.4%増、純利益が同12.7%増の増収増益見込みとしている。痩身器具「アセチノ」シリーズ、痩身アイテム「加圧エクサ」シリーズ、ミネラル化粧品「オンリーミネラル」シリーズ、新商品の機能性アンダーウェア「アーブラ」シリーズなどが堅調な模様だ。ただし、前期好調だった脱毛器「no!no!HAIR」シリーズの需要一巡などで、第2四半期累計(5〜10月期)は減額修正して大幅減収減益となった。このため通期についても減額修正の可能性が高まっている。

 株価の動きを見ると、第2四半期累計の減額修正を嫌気して11月21日に1080円まで調整したが、徐々に下値を切り上げて足元では1300円近辺まで戻している。通期業績の減額修正懸念を織り込み、来期の収益改善を期待する動きだろう。2月28日の終値1286円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS200円01銭で算出)は6〜7倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間36円で算出)は2.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1118円22銭で算出)は1.2倍近辺となる。通期減額修正の可能性があるため今期予想連結PERは参考外だが、その他の指標に割高感はないだろう。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を回復して強基調となり、週足チャートで見ると26週移動平均線を突破して上伸した。1100円〜1200円近辺のレンジから上放れてトレンド好転した形だろう。通期業績の減額修正懸念を織り込んだ可能性があり、来期の収益改善期待で11年〜12年の高値圏1500円近辺への回帰の動きが期待されそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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