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2013年03月01日

【狙い場・買い場】今期最終損益が黒字転換の日本電工に見直し余地

狙い場・買い場 日経平均株価は、25日移動平均線をサポートラインに大幅反発しており、物色意欲が旺盛な展開が続いており、今期最終黒字転換と回復を見込む旧新日鉄系の日本電工<5563>(東1)は、見直し余地が広がることから、注目したい。

 足元の業績、同社は2月12日に12年12月期決算を発表。前期は、円高と国際市況低迷による合金鉄の販売価格の下落、自動車用大型電池向けマンガン酸リチウムの販売伸び悩み、売上高が604億2500万円(前の期比15.2%減)、営業利益が37億2300万円(同57.7%減)、経常利益が35億1600万円(同60.3%減)、最終損益が5億1600万円の赤字(同46億400万円の赤字)と赤字転落。今期も、合金鉄や自動車用大型電池向けマンガン酸リチウムの販売減を見込むが、為替相場が総じて円安方向に進んでいることから、売上高が510億円(前期比20.7%減)、営業利益が40億円(同7.4%増)、経常利益が39億円(同10.9%増)、最終損益が21億円の黒字(同5億1600万円の赤字)と最終黒字転換を見込む。

 株価は、2月14日高値314円、同19日高値314円と買い直されて上げ一服。同27日安値285円と下げて切り返す動きで、25日移動平均線がサポートラインとして意識された感はある。経営資源の有効活用による事業効率を高め、顧客ニーズに合わせグローバル戦略を加速する狙いで、旧新日鉄系の日鉄商事<9810>(東1)と旧住金系の住金物産<9938>(大1)が、今10月1日に経営統合する予定だが、同様に日電工も、旧住金系の中央電気工業<5563>(東2)と経営統合も視野に入ろう。PBR0.61倍と割り負けしており、中長期で好狙い場となろう。(株式評論家・摩周湖)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:51 | 注目銘柄