
今2013年3月期は営業利益1億円(前期9億4900万円の損失)と、5期ぶりの黒字転換が見込まれている。電子部品ではミラーレス一眼などデジタルカメラ向けが順調に伸び、デジタルカメラ向け、ゲーム機向け、自動車電装向けなども売上げを伸ばした。
今期の4半期ベースの営業利益の推移を見ると、第1四半期に1億2600万円の損失を計上した後は、第2四半期800万円、第3四半期2400万円と黒字を積み上げてきており、業績の方向性は明らかに上を向き始めている。営業利益が損失の間も毎期配当を実行するなど、財務体質の強さは注目される点だ。PBR0.6倍という出遅れを取り戻していく方向が予想される。(株式評論家・隆盛)
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