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2013年03月04日

【株式評論家の視点】帝国通信工業に出遅れ人気が回る、赤字決算でも配当実施見直す

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 帝国通信工業<6763>(東1)は3月1日に205円、27円高といきなりの急騰相場に突入してきた。取り立てて材料の浮上は観測されず、日々の出来高を見てもそれまでは薄商い続き。特定筋が株を集めた形跡もなく、中低位の出遅れ株として市場人気が回ってきた格好だ。

 今2013年3月期は営業利益1億円(前期9億4900万円の損失)と、5期ぶりの黒字転換が見込まれている。電子部品ではミラーレス一眼などデジタルカメラ向けが順調に伸び、デジタルカメラ向け、ゲーム機向け、自動車電装向けなども売上げを伸ばした。

 今期の4半期ベースの営業利益の推移を見ると、第1四半期に1億2600万円の損失を計上した後は、第2四半期800万円、第3四半期2400万円と黒字を積み上げてきており、業績の方向性は明らかに上を向き始めている。営業利益が損失の間も毎期配当を実行するなど、財務体質の強さは注目される点だ。PBR0.6倍という出遅れを取り戻していく方向が予想される。(株式評論家・隆盛)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:53 | 株式評論家の視点