
値幅整理の後は日柄整理の順番になる。ただ、高値形成時の2月1日申し込み現在では896万株まで膨らんだ信用買い残は、直近2月22日申し込み現在では691万株へ23%減少。残の整理にはそれなりの一巡感が出てきている。買い方の処分売りが出てはいるが、一方で個人投資家の押し目買いも流入し、それほどの日柄をかけないで出直り相場に転じる状況となってきた。
電子部品・半導体市場の回復が想定より遅れる見通しとなったため、今2013年3月期の営業利益は9億円(前期15億5300万円)へ大幅に下方修正されている。株価はそれらを織り込み、来期の業績回復の方向性を積極的に評価し始めている。(株式評論家・隆盛)
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