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2013年03月22日

【狙い場・買い場】増額修正の日本エンタープライズ、戻り高値突破で上げに弾み

狙い場・買い場 コンテンツサービス事業やソリューション事業を展開する日本エンタープライズ<4829>(東2)に注目したい。3月21日に今期(13年5月期)2回目の増額修正を発表した。株価は水準を切り上げる展開が続いており、2回目の増額修正を好感して上値追いの展開が期待されるだろう。

 今期の連結業績見通しについて3月21日、前回予想(1月10日に増額修正)に対して売上高と純利益を増額修正した。売上高は50百万円増額して前期比49.5%増の41億70百万円、営業利益は据え置いて同28.2%増の3億90百万円、経常利益は据え置いて同25.8%増の4億円、純利益は1億25百万円増額して同2.1倍の3億50百万円とした。売上高についてはソリューション事業で携帯販売会社との協業による広告売上が想定以上に増加し、純利益については投資有価証券売却益(2億44百万円)が寄与する模様だ。

 株価の動きを見ると、短期調整を挟みながら水準を切り上げる展開が続き、足元では上げ足を速めている。3月19日には1万5700円まで上値を伸ばして12年3月の戻り高値1万4770円を突破した。今期好業績見通しを好感する動きだろう。3月21日の終値1万5390円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS928円38銭で算出)は16〜17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間150円で算出)は1.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS8132円79銭で算出)は1.9倍近辺である。

 足元で上げ足を速めたため目先的に過熱感を強めているが、日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドの形だろう。12年3月の戻り高値1万4770円を突破したことで先高観も強めている。3月21日の今期2回目の増額修正も刺激材料となって上値追いの展開が期待されるだろう。07年10月以来の2万円台回復も視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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