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2013年04月03日

【株式評論家の視点】ケンコーマヨネーズは市場演出型企業へ舵を切り、グローバル化を推進

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 ケンコーマヨネーズ<2915>(東1)は訂正高の余地が大きい。全般の地合い悪化に巻き込まれ、4月2日に830円まで売り込まれた。しかし、3月26日の高値932円から11%の下げとなり値幅整理一巡感が台頭、底打ち反転相場への態勢が整い始めている。

 前2013年3月期第3四半期累計の決算は、売上が416億7200万円と、前年同期比5.6%増を達成。前3月期通期でも売上げが534億円と前々期比2.9%増。営業利益も26億5000万円と前期比23.6%増と、好調をキープする見通しにある。好業績に比べ、PERは9.5倍と評価が低く、PBRも0.9倍に過ぎない。

 こうした基本的な割安さがベースにあるうえ、中期的な展開力が天井を押し上げるパワーになりそう。従来は縁の下の力持ちという存在で、食生活を黒子として演出してきたが、これからはサラダカフェブランドを推進、浸透させ、サラダ料理・世界のソースなどの情報を発信し市場を演出する。

 現在、中期経営計画を推進中だが、そのセールスポイントは、市場演出型企業へ舵を切った点にある。マヨネーズ・ドレッシング、サラダの製造ノウハウを持つケンコーマヨネーズの「メーカー機能」、フレッシュ総菜の製造ノウハウを持ちメニューの開発も手掛ける関連会社の「総菜機能」、「サラダ料理で新しい世界を食卓に」をコンセプトに実店舗とWebで展開しているSalad Cafeの「ショップ&Web機能」のグループの力を結集して成長を図る。

 国内だけでなく、グローバル企業への展開も推進する。原料調達、生産、販売、各分野のボーダーレス化、 サラダ料理及びソースをグローバルな視点で捉え、ケンコーサラダワールドを展開する。 中国に続き東南アジアへ事業展開を広げ、輸出の拡大、海外産原料の可能性を追求することなどで、中期計画では2015年3月期に売り上げ600億円(前3月期実績518億円)、営業利益27億円(同20億円)への飛躍を想定している。(株式評論家・隆盛)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:07 | 株式評論家の視点