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2013年04月12日

【狙い場・買い場】東洋ドライルーブは再動意のタイミング接近、今6月期2ケタ増益、PER7倍

狙い場・買い場 東洋ドライルーブ<4976>(JQS)に注目したい。株価は戻り高値圏で堅調に推移し、再動意のタイミングが接近しているようだ。今期(13年6月期)好業績見通しや指標面の割安感を評価して、08年2月の上場来高値が視野に入るだろう。

 ドライルーブ(固体皮膜潤滑剤)コーティング加工を主力として、ナノカーボン製品も展開している。ドライルーブは二硫化モリブデンやフッ素樹脂などの潤滑物質を配合した機能性皮膜である。自動車、デジタル家電、デジタルカメラなどの駆動伝達部で、オイルやグリースなどの液体潤滑剤を使用できない部位にコーティング皮膜として使用される。ベトナムにコーティング加工の子会社を設立し、アセアン市場へ本格展開する方針だ

 今期連結業績見通しは、売上高が前期比10.1%増の46億65百万円、営業利益が同28.6%増の4億54百万円、経常利益が同50.0%増の5億13百万円、純利益が同27.6%増の3億05百万円としている。自動車給排気系新規量産部品の立ち上げ、タイ工場での光学機器関連の受注増加、円安に伴う外貨建て資産の戻り益発生などが寄与する模様だ。来期(14年6月期)も、円安進行に伴う日系自動車メーカーの生産台数増加が追い風となり、ナノカーボン製品のOEM生産拡大も寄与して好業績が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、水準を切り上げて2月6日には1649円まで上値を伸ばした。その後は上げ一服の展開だが、概ね1500円〜1600円近辺の高値圏で堅調に推移している。今期好業績見通しを評価する動きだろう。4月11日の終値1550円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS230円35銭で算出)は6〜7倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は1.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS3645円00銭で算出)は0.4倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を挟んでモミ合う展開だが、週足チャートで見るとサポートラインの13週移動平均線が追い付いて再動意のタイミングだろう。今期好業績見通しに加えて、指標面での低PERと低PBRも評価して、08年2月の上場来高値1811円が視野に入るだろう。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)

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