中堅ゼネコンの大和小田急建設<1834>(東1)に注目したい。株価は調整一巡して出直り態勢のようだ。市場全体に公共投資増加の恩恵を受ける建設関連を物色する動きを強めてきたこともあり、1月高値を目指す動きとなりそうだ。前期(13年3月期)連結業績は販売用不動産の売却時期遅れ、人件費や資材価格の上昇による工事採算悪化、資機材関連の評価損計上を主因に減額修正して最終赤字の模様だ。しかし大和ハウス工業<1925>や小田急電鉄<9007>の案件を中心に手持ち工事は増加している模様だ。今期(14年3月期)は公共投資増加に伴う老朽化インフラの補修・更新工事、建物や鉄道設備関連の耐震化工事が本格化することが予想され、前期の特殊要因も一巡するため収益改善が期待されるだろう。
株価の動きを見ると、1月10日に戻り高値258円を付けた後、急騰の反動もあって調整局面となった。前期減額修正も嫌気されて2月には190円台まで調整した。ただし足元では220円台まで戻している。調整一巡して出直り態勢のようだ。4月23日の終値225円を指標面で見ると、前期推定配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前々期実績の連結BPS521円84銭で算出)は0.4倍近辺である。
日足チャートで見ると、25日移動平均線を回復して徐々に水準を切り上げている。また週足チャートで見ると、4月2日の急落も26週移動平均線が支える形となって長い下ヒゲを付けた。サポートラインを確認して出直る形だろう。公共投資増加の恩恵が本格化する今期業績に対する期待感があり、高値圏へ回帰して1月高値を試す動きを強めそうだ。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)
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