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2013年05月15日

【アナリストの眼】東京個別指導学院の株価は急騰後の調整良好、Webマーケティング強化や初のテレビCM実施、iPad活用の映像学習の全教室導入などで今期2ケタ増益

<業績&株価分析>

アナリストの眼 東京個別指導学院<4745>(東1)に注目したい。株価は急騰の反動局面だったが、足元では日柄整理完了感を強めている。今期(14年2月期)好業績見通しも評価して、再動意のタイミングが接近しているようだ。

 首都圏を中心に小中高校生向け個別指導学習塾を展開している。前期(13年2月期)末の教室数は首都圏153教室、関西地区37教室、東海地区7教室、九州地区5教室の合計202教室となった。

 今期業績(非連結)見通しは、売上高が前期比5.6%増の137億47百万円、営業利益が同25.8%増の9億01百万円、経常利益が同25.0%増の9億04百万円、純利益が同38.7%増の4億97百万円としている。6教室の新規開校、利便性向上に向けた教室リニューアル、Webマーケティング強化や初のテレビCMの実施、12年11月開始のiPadを活用した映像学習の全教室への導入など効果で、在籍生徒数の増加と営業損益の改善を見込んでいる。

 学習塾など個別学習サービスへの期待が高まっており、安倍晋三首相が掲げる教育改革関連としても有望だろう。教育資金の一括贈与に係る贈与税の非課税措置に対応した「教育資金贈与活用プラン」も設定する。中期計画では親会社のベネッセコーポレーション<9783>との連携も強化して、17年2月期売上高163億円以上、営業利益23億円以上を目標として掲げている。

 株価の動きを見ると、教育資金贈与税の非課税措置で急騰した1月10日の高値288円の後は、やや乱高下する場面もあるが、概ね200円〜260円近辺のレンジで推移している。5月14日の終値238円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS9円16銭で算出)は26倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は2.5%近辺、実績PBR(前期実績のBPS120円62銭で算出)は2.0倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線を回復し、日柄整理完了感を強めてきた。再動意のタイミングが接近しているようだ。きっかけ次第で上値を試す可能性があるだろう。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:49 | アナリストの眼