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2013年06月05日

【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】ピーエイ株価は下ヒゲの底打ち足、求人需要回復や「ジョブポストweb」拡大で今期43%増益

 求人情報誌・サイトのピーエイ<4766>(東マ)の5日株価は安値222円まであり終値は255円(前日比10円高)と底打ちチャートとされる下ヒゲ足が出ている。に注目したい。

 東北・関東・信越・北陸地域で紙媒体の無料求人情報誌「ジョブポスト」などを発行し、スマートフォン向けインターネットサイト「ジョブポストweb」を強化している。3月29日には「ジョブポストweb」の群馬県版・栃木県版・山梨県版のサービス開始を発表し、4月には求人広告事業に経営資源を集中するためフリーマガジン「トクッピ」を譲渡している。

 今期(13年12月期)連結業績見通しは、売上高が前期比25.1%増の16億円、営業利益が同43.1%増の2億円、経常利益が同31.7%増の2億円、純利益が同14.8%減の1億90百万円としている。純利益は震災補償金や税効果会計の一巡で減益見込みだが、営業エリアにおける求人需要の回復や「ジョブポストweb」のエリア拡大など寄与する。

 5月15日発表の第1四半期(1月〜3月)業績は、エリア拡大に向けた営業人員増で前年同期比24.7%営業減益だったが、求人需要回復や営業強化などで同12.7%増収と好調だった。第2四半期(4月〜6月)以降はエリア拡大も寄与するため、増収効果などで営業損益改善が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると急騰して付けた4月25日の高値470円から反落し、5月下旬には230円台まで水準を切り下げた。さらに6月4日には222円まで調整する場面があった。ただし終値では前日比10円(4.08%)高の255円まで反発している。6月4日の終値255円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS17円67銭で算出)は14〜15倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS74円58銭で算出)は3.4倍近辺である。

 日足チャートで見ると、25日移動平均線を割り込んで急騰後の日柄整理局面だが、230円〜250円近辺で下げ渋り感を強めている。また週足チャートで見ると、13週移動平均線近辺から反発してサポートラインを確認する形のようだ。調整一巡して反発の動きが期待されるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:31 | アナリスト銘柄分析