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2013年06月11日

【編集長の視点】進和は1株純資産割れから2Q業績上方修正をテコに割安修正へ仕切り直し

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 進和<7607>(東1)は、今年4月11日に発表した今8月期第2四半期(2Q)累計業績の上方修正をテコに年初来高値1279円まで買い進まれ、ここにきての全般相場の急落のなかでほぼ往って来いの調整をしたが、1株純資産を下回っており、8月通期業績は上ぶれ期待も底流しており、仕切り直して割安修正買いが再燃する可能性が高い。

 2Q累計業績は、期初予想より売り上げを2億900万円引き下げたが、利益については逆に、経常利益を2億7000万円、純利益を2億3800万円各アップさせ、純利益は7億9300万円(前年同期比70%増)と大幅続伸して着地した。シートフレーム溶接設備やイオン注入装置の国内売り上げが増加し、海外の米国、タイでも日系自動車メーカーのモデルチェンジなどで溶接設備や溶接治具が好調に推移、さらに急速な円高修正で約2億円の為替差益が発生したことなどが要因となった。8月通期業績は、今年8月にジェイテックセンター(名古屋市守山区)の第1工場を閉鎖し、第2工場にその機能を移管して統合することを予定、この統合で固定資産の廃棄損などが期初予想より増加する可能性があるとして期初予想を据え置き、純利益を11億2000万円(前期比10%増)と見込んでいるが、世界的な自動車増産の高まりで上ぶれも期待されている。

 株価は、2Q累計業績の上方修正で1カ月半かけて年初来高値まで100円高して、全般相場急落でわずか半月で1020円まで倍返し以上の短期・大幅調整となった。1株純資産1100円を下回り、25日移動平均線からも5%超のマイナスかい離と下げ過ぎは歴然であり、高値奪回に再拍車を掛けよう。(本紙編集長・浅妻昭治)

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