株式投資情報動画配信 日本インタビュ新聞社 - You Tube

株式投資情報動画配信 日本インタビュ新聞社 - You Tube

2013年06月11日

【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】毎日コムネット株価は底打ち確認、学生向け事業を再び評価へ

 学生専用マンション向け土地・建物サブリース事業の毎日コムネット<8908>(JQS)の株価は去る4日の531円をボトムに585円と反発している。
首都圏での不動産ソリューション事業(開発部門と学生マンション部門)を主力に、学生生活支援事業(課外活動支援部門と人材ソリューション部門)も展開している。大学生が首都圏に集中して居住場所に快適さや利便性を求めるニーズは一段と高まっているため、中期的に収益拡大が期待される。

 前期(13年5月期)の連結業績は前々期比増収増益の模様だ。開発部門は前々期の不動産販売の反動で減収だが、主力の学生マンション部門は高水準の稼働率が続き、計画を上回る水準のようだ。なお5月20日に前期配当について前回予想から2円の増額修正を発表し、前々期比では3円増配の年間15円とした。今期(14年5月期)についても、学生マンション事業が牽引して好業績が期待されるだろう。日銀の異次元金融緩和も追い風となりそうだ。

 株価の動きを見ると、5月8日の年初来高値785円から反落して6月7日には512円まで調整する場面があった。ただし終値では555円まで戻して下げ渋り感を強め、6月10日には585円まで上昇する場面があった。

 6月10日の終値574円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS40円44銭で算出)は14〜15倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間15円で算出)は2.6%近辺、実績PBR(前々期実績の連結BPS490円75銭で算出)は1.2倍近辺である。

 日足チャートで見ると、足元では下ヒゲを連発して下げ渋り感を強め、6月10日には抵抗線となっていた5日移動平均線を回復している。また週足チャートで見ると52週移動平均線が下値を支えているようだ。調整一巡した可能性があり、反発局面が期待されるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>毎日コムネットのMedia−IR企業情報

◎日刊株式投資情報新聞(無料)登録受付中!


提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:30 | アナリスト銘柄分析