
足元の業績、フィーチャーフォンのコイン消費が計画以上に落ち込んでいるほか、スマートフォンには新規の自社ヒットタイトルが出ず、13年6月期売上高は1500億円(前年同期比5.2%減)、営業利益は460億円(同44.4%減)、経常利益は490億円(同40.2%減)、純利益は240億円(同50.0%減)を見込む。国内スマートフォン市場と海外市場で、「選択と集中」戦略への転換を図ることから、14年6月期きは上向くと期待されるほか、13年6月期ベースでも予想PER9倍台と割安感がある。
株価は、週足では26週移動平均線、月足では9カ月移動平均線を上値抵抗線として調整が続いていたが、減益予想を織り込んだ感はある。しばらく相場の圏外に置かれていただけに、信用取組倍率0.86倍の好需給をテコに、リバウンド相場に突入する可能性は十分ある。25日移動平均線を突破するか注目されよう。(株式評論家・信濃川)
◎日刊株式投資情報新聞(無料)登録受付中!