英国風PUBを展開するハブ<3030>(JQS)の11日終値は2万4000円高の37万円と前日の1万6000円高を上回る上げとなっている。
今期(14年2月期)の業績(非連結)見通しは売上高が前期比11.0%増の84億20百万円、営業利益が同3.5%増の6億85百万円、経常利益が同2.4%増の6億75百万円、純利益が同6.4%増の3億80百万円としている。新規出店は過去最高となる10店舗の計画で、東北地方に初出店する予定だ。消費マインドの改善に加えて、サッカー日本代表のW杯出場が決定し、14年の本大会開催に向けて一段と盛り上がることも追い風だろう。
月次売上動向(前年比、速報値)を見ると13年5月は全店115.3%、既存店104.6%となった。既存店は5カ月連続プラスと好調に推移している。3月〜5月累計では全店115.7%、既存店105.7%だった。新規出店やイベントの効果が寄与しているようだ。
なお4月19日に株式分割と単元株制度の導入を発表している。8月31日を基準日(効力発生日9月1日)として1株を100株に分割し、単元株数を100株とする。
株価の動きを見ると、4月24日の年初来高値47万9000円から反落して6月7日の32万5000円まで調整していた。
6月11日の終値37万円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS3万0468円25銭で算出)は12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間8100円で算出)は2.1%近辺、実績PBR(前期実績のBPS17万1948円08銭で算出)は2.1倍近辺である。先ずは40万円台回復が見込まれる。(ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展)
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2013年06月12日
【ジャーナリスト&アナリスト水田雅展の視点】ハブ株価は大幅続伸、「W杯決定」はPUB事業に追い風、5月月次売上好調
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