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2013年06月13日

【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】リオンは主力の補聴器で最上位「リオネットマジェス」シリーズの好調が続く、株価高値早い

 補聴器首位のリオン<6823>(東1)の株価は調整が一巡して出直りを強めている。今期(14年3月期)好業績見通しであり、高値圏回帰の展開が期待されるだろう。

 医療機器事業(補聴器や医用検査機器など)を主力として、環境機器事業(音響・振動計測器や微粒子計測器など)も展開している。今期の連結業績見通しは売上高が前期比1.7%増の175億円、営業利益が同9.7%増の19億円、経常利益が同10.2%増の19億円、純利益が同13.1%増の12億円としている。

 医療機器事業では医用検査機器の買い替え需要が一巡するが、主力の補聴器で最上位クラス「リオネットマジェス」シリーズの好調が続き、13年2月発売の中価格帯「リオネットプレシア」シリーズも寄与する見込みだ。環境機器事業では、公共投資の増加に伴って音響・振動計測器の官公庁案件が回復傾向の模様だ。

 株価の動きを見ると、5月14日の年初来高値1196円から反落して調整局面となり、6月7日の836円まで調整した。ただし6月10日には前日比62円高、6月11日には前日比92円高と急反発している。6月11日には一時1000円台を回復する場面もあった。調整が一巡したようだ。

 6月11日の終値996円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS112円93銭で算出)は8〜9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間22円で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1147円83銭で算出)は0.9倍近辺である。

 日足チャートで見ると75日移動平均線を回復して上伸し、週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から急反発した。サポートラインを確認した形だろう。指標面には割安感が台頭している。今期好業績見通しを評価して、高値圏回帰の展開が期待されるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:09 | アナリスト銘柄分析