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2013年06月14日

【編集長の視点】コシダカHDは業績下方修正を織り込み2期ぶり最高純益・大幅増配を買い直して底上げ展開

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 コシダカホールディングス<2157>(JQS)は、今年4月に上方修正した今8月期業績を一転して下方修正し、2580円安値まで4割安となったが、下方修正された今期純利益の2期ぶりの過去最高更新や大幅増配には変化はないことを買い直し、底上げ様相を強めている。期末の増配取りでPER7倍台の超割安修正に拍車を掛けよう。

 同社の8月期業績は、今年4月に第2四半期(2Q)累計業績を期初予想から上方修正するとともに、8月通期業績は、純利益のみ上方修正した。通期純利益は、子会社保有の固定資産を売却、15億3500万円が発生したことで期初予想の26億2300万円を34億円に引き上げた。この売却益は、株主への利益還元に回し、配当を2Q、期末とも期初予想の20円から25円に引き上げ、年間50円(前期実績35円)へ増配幅を拡大した。これに対して5月30日には、温浴事業が伸び悩み、ひとりカラオケ「ワンカラ」も、客数は伸びているもののまだ赤字が続き、さらに新規出店が計画を上回って推移していることから開業費用も増加しているとして業績を下方修正した。しかしこの下方修正でも、売り上げは342億5900万円(前期比1%増)、経常利益は42億1700万円(同2%増)、純利益は31億9500万円(同40%増)と続伸し、純利益は、2011年8月期の過去最高(28億7700万円)を更新する。大幅増配にも変更はない。

 株価は、大幅増配を発表した4月1日から5月の年初来高値4890円まで約2100円高、7割高して、業績下方修正でこの上昇率以上の調整を演じており、増益キープにもかかわらず調整し過ぎを示唆している。期末の増配取りも予想されるところで、超割安修正で再度の値幅効果も期待できよう。(本紙編集長・浅妻昭治)

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