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2013年06月16日

【ジャーナリスト&アナリスト水田雅展の視点】パシフィックネットの前5月期は5.6%増益へ、ウインドウズXPサポート終了に伴う代替需要期待

 パシフィックネット<3021>(東マ)の週末14日の株価は前週末比11円高の410円。前期(13年5月期)の決算発表が接近して、今期(14年5月期)に対する期待感が高まる可能性もあるだろう。

 パソコンやタブレット端末などのリユース(中古品引取回収・販売)事業を展開し、カンボジアに現地法人(中古オートバイク販売事業を開始する予定)を設立するなど新規事業も模索している。

 前期の連結業績について会社予想は前々期比2.4%増収、同5.6%営業増益、同10.9%経常増益、同45.1%最終増益としている。パソコン需要低迷に伴う中古パソコンの価格下落など全体として事業環境が厳しく、第3四半期累計(12年6月〜13年2月)の進捗率は低水準だった。このため前期についてはやや慎重な見方が必要だが、今期については、ウインドウズXPサポート終了に伴う代替需要、仕入れ強化と商品ラインアップ充実、新規事業の寄与などで収益改善が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、5月7日の年初来高値515円から反落して6月6日の350円まで調整した。しかし足元では急反発して400円台を回復している。6月10日には463円まで急騰する場面もあった。調整が一巡して出直り態勢のようだ。

 6月14日の終値410円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS20円41銭で算出)は20倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は3.0%近辺である。週足チャートで見ると安値圏で長い下ひげを付けて26週移動平均線を回復している。下値確認の形となった可能性があり、出直り局面が期待されそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 18:18 | アナリスト銘柄分析