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2013年06月17日

【ジャーナリスト&アナリスト水田雅展の視点】スターティアは電子ブック作成ソフト「ActiBook」の多言語対応開発は期待の材料

■株価は調整一巡感

 電子書籍関連のスターティア<3393>(東マ・売買単位100株)の株価が調整一巡感を強めてきた。今期(14年3月期)好業績に見直し余地があり、反発の動きが期待されるだろう。

 電子ブック作成ソフト「ActiBook」やWebアプリケーション開発などのウェブソリューション事業、クラウド関連サービスなどのネットワークソリューション事業、OA機器・MFP(複合機)販売などのビジネスソリューション事業を展開し、電子ブック作成ソフト「ActiBook」の多言語対応の開発も進めている。

 今期の連結業績見通しは売上高が前期比22.9%増の81億60百万円、営業利益が同21.9%増の8億円、経常利益が同22.0%増の8億円、純利益が同2.3%増の4億円としている。ウェブソリューション事業で主力の「ActiBook」が好調に推移し、MFP販売強化も寄与する見込みだ。電子書籍関連市場の拡大が追い風であり、好業績が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、5月13日の年初来高値1794円から反落して水準を切り下げ、6月7日には1031円まで調整する場面があった。ただし足元では概ね1100円台で推移して調整一巡感を強めている。

 6月14日の終値1118円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS79円81銭で算出)は14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間7円98銭で算出)は0.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS605円71銭で算出)は1.8倍近辺である。

 週足チャートで見ると52週移動平均線を割り込んで調整局面だが、日足チャートで見ると25日移動平均線からのマイナス乖離率が拡大している。ほぼ底値圏だろう。今期好業績に見直し余地があり、きっかけ次第で反発展開が期待されそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:31 | アナリスト銘柄分析