■指標割安で上値余地
合成樹脂専門商社のプラマテルズ<2714>(JQS)の17日株価は12円高の398円と続伸、400円回復目前となっている。指標面の割安感が強いだけに、出直り展開が期待されるだろう。
エンジニアリング系樹脂やスチレン系樹脂が主力の合成樹脂商社で、需要先を業種別に見るとOA・事務機器、家電・電子を中心に、建材、医療、自動車向けなど幅広い。アジア市場への展開を加速しており12年7月のタイ、13年5月のインドに続いて、8月には台湾に現地法人を設立する予定だ。
今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比4.3%増の580億円、営業利益が同6.4%増の8億70百万円、経常利益が同7.2%増の8億40百万円、純利益が同14.2%増の4億80百万円としている。景気回復も追い風として、エンジニアリング系樹脂の高付加価値商材が好調に推移する見込みだ。前期低調だった家電製品や事務機器向けスチレン系樹脂の回復も期待されるだろう。
株価の動きを見ると、400円〜440円近辺のボックス展開から下放れて調整局面だったが、6月7日の366円をボトムとして反発し、6月17日には400円近辺まで回復した。調整が一巡した可能性があるだろう。
6月17日の終値398円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS56円15銭で算出)は7倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間15円で算出)は3.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS795円07銭で算出)は0.5倍近辺である。週足チャートで見ると一旦割り込んだ26週移動平均線を回復し、反発の動きを強めている。指標面の割安感も強いだけに、調整一巡して出直り展開が期待されるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展)
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2013年06月18日
【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】プラマテルズ続伸、400円回復目前、タイ、インドに続いて台湾に現地法人
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