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2013年06月19日

【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】ヤーマンは取引形態変更に伴う出荷減少の影響一巡し今4月期営業利益29.5%増益

■株価底打ち確認

 家庭用美容・健康機器のヤーマン<6630>(東1)の株価が調整一巡したようだ。4月の高値から大幅調整しただけに、反発の動きが期待されるだろう。18日(火)終値は39円高の1195円と買われている。
脱毛器や痩身器具など家庭用の美容・健康機器事業、および化粧品事業を展開している。6月14日に発表した前期(13年4月期)連結業績は前々期比5.2%減収、同61.6%営業減益、同71.1%経常減益、同70.7%最終減益だった。前々期に好調だった脱毛器「no!no!HAIR」シリーズの需要が一巡したことに加えて、大手家電量販店向け取引形態変更に伴う一時的な出荷減少も影響して、5月17日に減額修正を発表していた。

 今期(14年4月期)の見通しは、売上高が前期比16.1%増の225億50百万円、営業利益が同29.5%増の9億円、経常利益が同56.9%増の8億10百万円、純利益が同51.6%増の4億60百万円としている。取引形態変更に伴う出荷減少の影響などが一巡し、ブランドイメージ向上に向けた取組強化や、新製品投入の効果などで収益改善が期待されるだろう。配当予想は前期と同額の年間36円(第2四半期末18円、期末18円)とした。

 株価の動きを見ると、4月15日の年初来高値1980円から反落し、5月17日に発表した前期業績減額修正も嫌気され、6月7日の1100円までほぼ一本調子に調整した。ただし6月7日の安値をボトムとして、足元は徐々に下値を切り上げている。調整が一巡した可能性がありそうだ。

 6月18日の終値1195円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS78円84銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間36円で算出)は3.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1138円92銭で算出)は1.0倍近辺である。日足チャートで見ると、25日移動平均線に対するマイナス乖離率が拡大しており、調整一巡して反発の動きが期待されるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:29 | アナリスト銘柄分析