株式投資情報動画配信 日本インタビュ新聞社 - You Tube

株式投資情報動画配信 日本インタビュ新聞社 - You Tube

2013年06月19日

【株式評論家の視点】ニックスは7月の米国出展に注目、株価調整一巡感

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 工業用プラスチック製品などを製造するニックス<4243>(JQS)は、7月9日(火)から7月11日(木)の3日間、アメリカサンフランシスコにて開催される、SEMICON WEST 2013において佐藤ライト工業株式会社と共同出展する。ニックスは、今回が初めてで半導体関連製品(ウエハーストレージラック、ダイシングフレーム、リテーナーリングなど)を展示するが、これを機に基板実装業界で培った応用技術が認知される可能性が高く、注目してみたい。

 足元の業績、事務機器業界・生産設備業界などの投資回復は低調だが、オリジナルプラスチック素材であるNIXAM(ニグザム)応用製品による高付加価値新製品の開発・拡販に引き続き注力し、今9月期売上高は35億6000万円(前年同期比4.1%減)、営業利益は6300万円(同5.0%増)、経常利益は1億1100万円(同2.6倍)、純利益は保険解約返戻金などがなくなり5800万円(同37.8%減)を見込む。年間配当は期末一括7円50銭を予定している。来9月期はタイの洪水による減産の影響や生産設備業界での投資抑制も一巡し、上向いてくると期待される。

 株価は、1月28日につけた年初来の高値554円から6月17日に年初来の安値390円と約3調整し、400円割れの下値圏に届き値ごろ感が出ている。金属のプラスチック化、防虫忌避、導電性、耐熱摺動性など、特殊機能を持ち、不可能を可能にするプラスチック素材、NIXAM(ニグザム)の展開に対する期待感があり、 PBR0.40倍と割り負けしており、仕込み好機となろう。(株式評論家・信濃川)

◎日刊株式投資情報新聞(無料)登録受付中!


提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:31 | 株式評論家の視点