陽光都市開発<8946>(JQS)の18日株価は29円高の171円と急伸し、一気に30日線まで戻している。
主力だった投資用マンション「グリフィンシリーズ」の企画・販売事業を縮小して、不動産管理・賃貸・仲介事業の「ストック型フィービジネス」への事業構造転換を進めている。ただし、来期(14年12月期)以降の販売用物件確保に向けて事業用地の仕入れも進める方針だ。
今期(13年12月期)の連結業績見通しは売上高が前期比33.9%減の10億53百万円、営業利益が同16.1%減の1億21百万円、経常利益が同19.7%減の71百万円、純利益が同22.1%減の65百万円としている。不動産販売事業で予定物件がないため大幅減収減益だが、不動産管理・賃貸・仲介事業は順調に推移する見込みだ。通期予想に対する第1四半期(第1Q=1月〜3月)の進捗率は売上高が24.8%、営業利益が28.1%、経常利益が35.2%、純利益が33.8%だった。概ね順調な水準だろう。
株価の動きを見ると、4月9日の年初来高値372円から反落して急騰の反動局面となり、6月7日の133円まで調整した。ただし足元は概ね140円近辺で推移し、6月18日には前日比43円(30.28%)高の185円まで急騰する場面があった。下値固めが完了して再動意の構えのようだ。
6月18日の終値171円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS6円80銭)は25倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS13円13銭)は13倍近辺である。週足チャートで見ると一旦割り込んだ26週移動平均線を回復した。収益構造転換も評価材料であり、再動意のタイミングが接近しているようだ。(ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展)
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2013年06月19日
【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】陽光都市開発株価は急伸し一気に30日線回復、第1Qの利益進捗好調
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