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2013年06月26日

【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】イワキは180円台で下値固まる、今11月期の減益を織込む、利回り3%超

 医薬品・医薬品原料商社のイワキ<8095>(東1)の株価が下げ渋り感を強めている。調整がほぼ一巡したようだ。指標面に割安感があり、きっかけ次第で反発展開が期待される。

 医薬品事業(医療用・一般用医薬品)、医薬品原料・香粧品原料事業、食品原料・機能性食品事業、化成品事業(メッキ薬品、農薬原料、医薬中間体)などを展開している。ジェネリック市場の拡大が追い風であり、医薬品原料・香粧品原料関連事業の拡大が期待される。

 今期(13年11月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比2.4%増の532億円、営業利益が同20.1%減の9億円、経常利益が同24.8%減の9億80百万円、純利益が同18.9%減の6億円としている。化成品事業の需要低迷や開発費の増加がマイナス要因のようだ。ただし、ジェネリック医薬品・原料関連は堅調であり、期後半には景気回復メリットも期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、230円近辺の高値圏モミ合いから反落して6月14日の178円まで調整した。ただし足元では180円台でモミ合う展開となり下げ渋り感を強めている。調整が一巡した可能性がありそうだ。

 6月25日の終値183円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS17円76銭で算出)は10〜11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は3.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS469円76銭で算出)は0.4倍近辺である。

 週足チャートで見ると、52週移動平均線近辺で下げ渋る形となった。サポートラインを確認して調整が一巡した可能性がありそうだ。指標面には割安感があるだけに、きっかけ次第で反発展開が期待される。第2四半期累計(12年12月〜13年5月)の業績発表が接近して思惑に繋がる可能性もあるだろう。(水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:24 | アナリスト銘柄分析