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2013年06月26日

【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】トーソーは直近安値から8%戻す、遮光・遮熱効果の高いカーテンレールやブラインド好調

■PER7倍で見直し

 カーテンレールやブラインド大手のトーソー<5956>(東2)の25日株価は7円高の442円と続伸、去る6月7日の直近安値から約8%上昇となっている。今期(14年3月期)好業績見通しであり、指標面の割安感も強い。強基調への回帰が期待されるだろう。

 カーテンレールとブラインド類の室内装飾関連事業を主力として、ステッキなどの介護用品事業も展開している。今期の連結業績見通しは売上高が前期比5.1%増の235億円、営業利益が同47.5%増の13億円、経常利益が同39.2%増の12億円、純利益が同58.5%増の6億50百万円としている。

 異次元金融緩和や消費増税前駆け込み需要が追い風となり、新設住宅着工戸数やリフォーム需要は高水準に推移するだろう。省エネ意識の高まりで遮光・遮熱効果の高いカーテンレールやブラインドが好調に推移しそうだ。新製品の積極投入、展示会やキャンペーンを活用した営業強化なども寄与するだろう。

 中期戦略としては、国内市場向け新商品開発のスピードアップ、海外での大型案件獲得、インドネシアの生産子会社の機能拡大、新規領域としてのステッキなど介護用品事業の拡大を掲げている。

 株価の動きを見ると、5月9日の年初来高値549円から反落して6月7日には411円まで調整した。しかし6月7日安値をボトムとして反発し、足元は概ね440円近辺で推移している。調整が一巡したようだ。

 6月25日の終値442円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS62円48銭で算出)は7倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS938円45銭で算出)は0.5倍近辺である。

週足チャートで見ると13週移動平均線近辺で下げ止まり、徐々に下値を切り上げて調整一巡感を強めている。低PER、低PBRで指標面の割安感が強く、今期好業績見通しを評価して強基調へ回帰が期待されるだろう。(水田雅展)

>>トーソーのMedia−IR企業情報

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:33 | アナリスト銘柄分析