ネットワンシステムズ<7518>(東1)は、業績回復が見込まれバリュエーション的にも割安感があり、配当利回り妙味が増しており、待ち伏せ銘柄として中長期狙いで注目したい。
足元の業績、民間企業市場では、製造業を中心に業績向上が期待され、設備投資意欲の回復を予想。通信事業者・インターネットサービスプロバイダー市場では、移動体通信及び固定通信事業者の設備向けは微減、サービス基盤向けの投資は増加を予想。地域・公共市場では、引き続き投資は順調に推移すると予想。パートナー事業では、最終ユーザの求める商材の提供をパートナーと協同して強化し、今3月期売上高は1620億円(前期比4.6%増)、営業利益は110億円(同30.2%増)、経常利益は110億円(同27.1%増)、純利益は65億円(同50.3%増)と回復を見込んでいる。年間配当は34円(中間期17円、期末17円)を予定している。
株価は、2月8日の年初来高値954円、5月13日高値943円と買われ二番天井形成から6月14日に上場来の安値725円と調整。750円割れを底値として固め、もみ合いとなっている。7月25日に発表が予定される第1四半期決算が順調に推移していれば、今期予想PER11倍台と割安感があり、配当利回りは4.42%と利回り妙味も増すことから、大きく見直される可能性はある。ここからの押し目場面は、中長期で注目されよう。(N)
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2013年07月11日