テラ<2191>(JQ・売買単位100株)は44円高の2742円と前週末の44円安を取り返す反発となって戻り高値圏で頑強である。6月の全般安相場で1500円まで調整し、7月4日にはボトムから2倍の3090円まで戻している。
値動きの軽快さでは抜群という魅力を持っている。ガン関連、iPS関連といった時流に乗ることが好人気の背景で短期急伸後のモミ合いは良好で再上昇場面が接近しているとみられる。好狙い場といえるだろう。
今年4月に理化学研究所認定ベンチャーの日本網膜研究所と出資に関する株式引受契約を締結している。iPS細胞由来の網膜色素上皮細胞移植の新たな治療法の研究・開発を推進し世界初の再生医療の実用化を目指している。樹状細胞ワクチン療法を中心とした独自のガン治療技術・ノウハウの提供を契約医療に機関に行っている事業も順調。
創薬ベンチャーには赤字の銘柄は多い中で同社は黒字をキープし、四季報では次期(2014年12月期)には復配も予想されている。8月中旬とみられる第2四半期決算の発表に期待したい。
年初来高値は5月の4970円でここからの上値余地は大きい。戻り高値を抜いて2段上げとなれば4000円は早いだろう。(甘栗)
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2013年07月22日