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2013年08月02日

【編集長の視点】東洋合成は下げ過ぎ訂正高期待

<銘柄ウオッチ>

編集長の視点 東洋合成工業<4970>(JQS)は、6月25日に年初来安値373円と売られ、25日移動平均線水準で値固めをしているが、下値には下げ過ぎ訂正期待の買い物も続いている。年初来安値まで売られたのは、今3月期営業利益・経常利益の赤字転換、無配予想を引き金にしたが、この業績悪化は、過去2期間に積極化した設備投資によるもので想定範囲内とし、大型投資の収穫期入りも遠くないとの評価も定着しつつあるためで、PBR0.5倍の下げ過ぎ訂正が期待されている。
 
■今期赤字は過去2期間の積極投資によるもので想定内

 同社の設備投資は、2011年3月期の11億2600万円から2012年3月期に41億3200万円、2013年3月期に47億5500万円と拡大、過去2年間合計で約65億円と積極化した。香料工場建設に33億円、感光材生産設備増設に13億円、グリーンケミカル材料の淡路工場建設に19億円を投資した。この減価償却費は、前期では償却方法を定率法から定額法に変更して14億8400万円(前々期実績18億4100万円)と減少したが、今期は17億8900万円に増加して同社業績を下押す。 

 このため今期業績は、売り上げ160億円(前期比13%増)、営業利益2億円の赤字(前期は2億7100万円の黒字)、経常利益1億円の赤字(同1億3500万円の黒字)、純利益3000万円の黒字(同1億円の黒字)と見込み、配当も、前期の6円から無配転落を予想している。本業そのものは、感光材料部門では、フォトレジストなどの感光性材料が、半導体の微細加工技術の進化に対応して先端品比率が、前期末で前々期の32.5%から39.5%にアップし、淡路工場も、関西エリアにより集積している関連メーカー向けにリチウムイオン電池製造工程向けなどの溶剤の供給を開始、円安による原材料価格の上昇と為替差益メリットが交錯するなど順調に推移する。

 株価は、前期第3四半期業績が連続減益となったものの期初予想の通期業績を絶対額で上回ったことをテコに年初来高値まで350円高し、今期業績の赤字転落・無配予想で同安値まで380円安、25日線水準で値固めを続けている。下げ過ぎ訂正を試そう。(本紙編集長・浅妻昭治)

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