
■業績予想の利益大幅増額と株式分割(1.1株)を発表
ゼリア新薬工業<4559>(東1)は7日引け後、今3月期の9月中間期並びに通期業績予想について、利益を大幅増額修正するとともに、株式分割と単元株式数の変更を行うことを発表した。
同社の第1四半期決算は、売上高が前年同期に比べ19.3%増収の15,340百万円、営業利益は2,853百万円と前年同期に比べて3.2倍となる大幅増益だった。
医療用医薬品事業で潰瘍性大腸炎治療剤「アサコール」が海外でティロッツの営業力強化で売上が拡大したほか、国内で経口メサラジンの市場シェアアップに取り組み、6月には自社開発した新薬、機能性ディスペプシア治療剤「アコファイド」の販売を開始し市場浸透に取り組んだ。
コンシューマーヘルスケア事業では「ペパリーゼ群」が、TVCMなど広告宣伝を積極的に行った効果もあり売り上げを拡大した。
この結果、上期予想として見込んでいた営業利益を29億円から37億円(前年同期比91.7%増)に、純利益を2,250百万円から2,850百万円(同28.4%増)に増額し、通期予想についても、営業利益、経常利益を各5億円、純利益を4億円増額修正した。
また、同社は9月30日を基準日として、1株を1.1株に分割すると発表するとともに、10月1日(予定日)から単元株式数を1,000株から100株に変更する。
今14年3月期上期配当は14円(前年同期比1円増配)を予定しているが、期末配当については今回の分割に伴う調整は行わず、従来予想の期末配当14円を据え置く予定であり、株主への還元を充実する。
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