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2013年08月14日

【近況リポート】大幸薬品1Q:製造原価低減が奏功、各利益とも通期見込みの50%突破!

近況リポート

■通期業績は利益の増額修正も、感染管理事業は売上伸長し黒字へ転換

 大幸薬品<4574>(東1)の今3月期第1四半期の連結業績は、海外部門が寄与し前年同期に比べ、38.3%の大幅増収となり、利益面でも増収効果に加え、固定費の減少による製造原価が低下し大幅増益となった。

 売上高1,952百万円(前年同期比38.3%増)、営業利益622百万円(同151.3%増)、経常利益638百万円(同157.9%増)、当期純利益529百万円(同219%増)

 当期医薬品事業は、主力の正露丸・セイロガン糖衣Aが国内向けでは、若年層獲得へ向けた施策を展開したが、止瀉薬市場の停滞、競合激化のなか浸透が遅れ減収になった反面、海外向けは重点エリアの中国はじめ香港、台湾での販売が堅調であったのに加え円安効果もあり8.4%の増収で1,354百万円となった。

 また、感染管理事業では、特に、一般用製品で主力の「クレべりン」等が中国での鳥インフルエンザ報道で大きく伸長した。業務用製品も主として車両用クレべりンが売り上げを伸ばした結果3倍近い増収で593百万円となった。

 利益面では、医薬品事業が海外医薬品事業の増収と製造原価での固定費低減で利益率が向上758百万円(28.4%増)、感染管理事業は流通在庫に伴う返品調整引当金繰入額が増加したが、利益率の高い一般用製品の顕著な伸びで黒字転換し部門利益157百万円を経常した。

 今期業績予想に対する第1四半期実績の進捗状況は、売上高は巡航速度ながら、利益面では各利益とも既に通期見込みの50%超となっており、秋口以降シーズン入りする下期を前に上方修正への期待は大きい。

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