■発症率多い「女性・高齢者」、癌、慢性腎疾患など重篤な合併症に効果
ゼリア新薬工業<4559>(東1)は、Vifor Pharma(ビフォーファーマ社・スイス・チューリッヒ)と鉄欠乏症治療剤Ferinject(フェリンジェクト)について契約を締結した。
同社はこの契約により、日本国内における同治療剤「フェリンジェクト」のすべての適応症に対する独占的な開発権及び、販売権を取得する。
同治療剤「フェリンジェクト」は、米国で最近承認されたのを含め、世界47カ国で承認されていることもあり、国内での鉄欠乏症治療にとって新たな選択肢を提供できると同社では期待している。
鉄欠乏症は、慢性心不全、消化器疾患、慢性腎疾患、癌などの多くの臨床症状の重篤な合併症であり、特に女性、高齢者での発祥率が高いといわれているが、厚生労働省の国民健康・栄養調査結果による推定では、国内に約1800万人が主に鉄欠乏症に起因する貧血の兆候を示していると見られ、鉄補充療法が有効な治療手段となっている。
「フェリンジェクト」はビフォーファーマ社が開発したカルボキシマルトース鉄を有効成分とする、画期的なデキストラン非含有静注鉄補充療法剤であり、経口鉄剤が無効または使用できない鉄欠乏症の治療剤となっている。
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2013年08月19日