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2013年09月12日

【狙い場・買い場】パナホームは月次受注高2ケタ増をテコに消費増税関連人気を先取り底値買い妙味

狙い場・買い場 パナホーム<1924>(東1)は、今年7月に発表した今3月期第1四半期(1Q)業績が連続赤字で着地したことで再度、600円台を試す下値調整を続けている。ただこの連続赤字は、住宅会社独自の会計特性によるもので、3月通期業績の連続増益は変わらず、月次受注高も2ケタ増で推移していることから、消費税の増税前の駆け込み需要を享受して、業績も株価も上ぶれ展開する可能性がある。安倍晋三首相が、増税を政治決断する見込みの10月1日を前に待ち伏せ買い妙味を示唆している。

 1Q業績は、売り上げが前年同期より2%増と続伸し、経常利益が11億7600万円の赤字(前年同期は20億100万円の赤字)、純利益が、8億9800万円の赤字(同13億700万円の赤字)となった。建物の引渡しが、第2四半期、第4四半期に集中するため、1Qは赤字計上となる会計特性となっている。ただこの間、同社の月次受注高は、今期に入った4月度から8月度まで前年同月比17〜45%増と好調に推移し、とくに集合住宅は、34〜72%と高い伸びを示した。

 今年4月に戸建請負事業で太陽光発電パネルそのもので屋根を構成する「カサード・エコ・コルディス」、6月には賃貸事業で同じ形式の「フィカーサ エコソレーユ」を各発売、資産活用事業では、相続税制改正をテーマにした資産活用セミナーを開催して集客・受注拡大を進めており、消費増税駆け込み需要も高まっていることなどが寄与している。今3月期業績は期初予想を据え置き、純利益は、75億円(前期比2%増)と見込んでいるが、一部では79億円への上ぶれも観測されている。

 株価は、PER14倍台、PBR0.8倍と割安であり、7月の戻り高値681円抜けから年初来高値780円奪回へ向けスピードアップしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)

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