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2013年09月15日

【じっくり投資コーナー】シノブフーズの米飯製品好調、ファミリーマート向け5割増も

じっくり投資コーナー 米飯加工品製造のシノブフーズ<2903>(東2)は、9月13日(金)1円高の(+0.25%)の406円と小じっかり。14日付の日本経済新聞朝刊が「ファミリーマートの2013年3〜8月期連結経常利益は、前年同期比3%増の275億円程度だったもようだ。従来予想(269億円)を上回り、3〜8月期として過去最高を更新した」と伝えている。シノブフーズが製造する、おにぎり、弁当等米飯加工品はファミリーマート向けが5割超と見られており、新規出店加速のファミリーマート関連として見直される可能性があり、中長期的な視点で注目したい。

 足元の業績、今3月期第1四半期は、新規取引先の開拓を進めたほか、モンドセレクション3年連続金賞受賞の「エピ・ムー ミックスサンド」のテレビコマーシャル放映もあり、調理パンは売上を伸ばしたものの、激しい競争のなか、売上高は前年同期を下回った。ロス削減などコストダウンに取り組み、品質・衛生管理の充実を図ったが、岡山工場の操業開始に伴う立ち上げ費用がかさんだため、売上高は93億9000万円(前年同期比2.9%減)、営業利益は1億6500万円(同53.2%減)、経常利益は1億7300万円(同53.2%減)、純利益は1億0300万円(同52.2%減)に着地。

  株価は、1月21日に年初来高値418円から4月2日に年初来安値331円まで調整を挟んで7月16日高値415円と買い直された後、400円割れを下値に小幅もみ合いが続いている。今期減益予想だが、来3月期は設備投資が一巡し、業績は上向くと予想される。PBR0.63倍と割り負け、配当利回り2.43%と利回り妙味もソコソコある。また、需給面では、同社が100万株・4億円を上限に自社株取得枠(今年5月13日〜来年3月31日)を設定し、8月末時点で52万3000株を取得、取得金額は2億0915万7000円と、市場から自社株を買い付けており、底堅い動きが続くと予想される。04円3月高値420円となれば、ボックス放れとなる可能性が高く、押し目買い姿勢が強まりそうだ。(N)

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