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2013年09月17日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ビー・エム・エルは急伸後3000円台固める、今期増額の可能性

 受託臨床検査大手のビー・エム・エル<4694>(東1)の株価が09年の高値を突破した。今期(14年3月期)増額の可能性が支援材料であり、好業績を評価して上値追いの展開が期待される。

 受託臨床検査事業を主力として、腸内細菌検査や食品衛生コンサルティングなどの食品衛生検査事業、電子カルテなどの医療情報システム事業、SMO(治験支援)事業なども展開している。

 事業基盤拡大に向けてM&Aも活用し、受託臨床検査事業では検査ラボの全国展開や規模拡大、クリニック市場や病院市場での新規顧客開拓を推進している。さらに北海道、本州、九州での子会社再編などを実施して収益構造改善に取り組んでいる。食品衛生検査事業は「食の安全」意識の高まりが追い風であり、医療情報システム事業では電子カルテ「クオリス」のブランド向上に向けた取り組みを強化している。

 今期の連結業績見通しは、売上高が前期比2.8%増の973億円、営業利益が同7.0%増の71億円、経常利益が同4.6%増の73億円、純利益が同7.9%増の40億円としている。主力の臨床検査事業は競争激化などで受託価格が下落するが、クリニック市場や病院市場での新規顧客開拓、子会社の第一岸本臨床検査センターの収益改善などが寄与する。
■第1四半期の利益進捗率は37%と高い

 第1四半期(4月〜6月)は前年同期比5.2%増収、同41.4%営業増益、同43.5%経常増益、同56.0%最終増益と好調に推移し、通期予想に対する進捗率も、売上高が25.9%、営業利益が36.2%、経常利益が37.2%、純利益が39.6%と高水準だった。通期増額の可能性が高いだろう。

 株価の動きを見ると第1四半期業績を好感して動意付いた。2500円近辺の短期モミ合いから上放れの展開となり、5月の高値2740円を突破した。さらに9月10日には年初来高値となる3170円まで上伸し、09年12月の高値2930円も一気に突破している。今期増額修正への期待感を強める動きだろう。

 9月13日の終値3080円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS188円36銭で算出)は16〜17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間40円で算出)は1.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2389円83銭で算出)は1.3倍近辺である。

 週足チャートで見ると、26週移動平均線がサポートラインとなって、上昇トレンドの中段保ち合いから上放れた形だろう。また月足チャートで見ても、大勢1600円〜2800円のレンジから上放れて、新たなゾーンに突入した形である。指標面に割高感はなく、強基調を維持して上値追いの展開が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:12 | アナリスト水田雅展の銘柄分析