日鍛バルブ<6493>(東2)も9月18日(水)株価は4円高の310円と3営業日続伸。東証2部指数が堅調で、自動車関連の出遅れ株として見直されている。トヨタ自動車が8月6日に発売した「カローラ」のハイブリッド車(HV)の受注が、今月9日までの約1カ月間で約2万2千台だったと発表。HVの立ち上がり好調で、HV向けにエンジンバルブの供給も好調と推測される。
足元の業績、国内では前年度第3四半期以降の落ち込みから復調傾向にあったものの全般は低調も、海外では円安効果に加え、自動車需要が回復傾向にある北米地域における生産拡大が寄与し、今3月期第1四半期売上高は92億9200万円(前年同期比3.9%増)、営業利益は6億3100万円(同0.4%増)、経常利益は8億2100万円(同19.7%増)、純利益は3億7300万円(同2.6%増)に着地。純利益は通期計画に対する進捗率が57.4%と順調に推移。
株価は、5月10日につけた年初来高値395円から6月7日安値289円まで調整、9月2日安値292円と売り直されて下値を確認。月足では24カ月移動平均線がサポートしており、底堅い動きが続くと予想される。PBR0.39倍と割り負け、配当利回り3.23%と利回り妙味もソコソコあり出遅れ感がある。中長期で水準訂正に向かう場面が期待されよう。(N)
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2013年09月19日