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2013年09月24日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】陽光都市開発は急伸後の調整が抜群、再騰近い

 陽光都市開発<8946>(JQS)の株価は調整が一巡して出直りの動きを強めている。20年東京夏季五輪を材料視して建設・不動産関連が物色される流れに乗っているようだ。

 主力だった投資用マンション「グリフィンシリーズ」の企画・販売事業を縮小して、不動産管理・賃貸・仲介事業の「ストック型フィービジネス」への事業構造転換を進めている。ただし、来期(14年12月期)以降の販売用物件確保に向けて事業用地の仕入れも進める方針だ。

 なお8月16日には、アパマンショップホールディングス<8889>の子会社アパマンショップネットワークと、フランチャイズ(FC)加盟契約を締結したと発表した。不動産管理・仲介事業をさらに強化して収益力向上を目指すとしている。

■今12月期は減益だが、不動産管理・賃貸・仲介事業は順調

 今期(13年12月期)連結業績見通しは、売上高が前期比33.9%減の10億53百万円、営業利益が同16.1%減の1億21百万円、経常利益が同19.7%減の71百万円、純利益が同22.1%減の65百万円としている。不動産販売物件を予定していないため大幅減収減益だが、不動産管理・賃貸・仲介事業は概ね順調に推移する見込みだ。

 第2四半期累計(1月〜6月)の業績は計画を上回り、通期予想に対する進捗率も売上高が51.3%、営業利益が56.2%、経常利益が69.0%、純利益が69.2%と高水準だった。通期上振れの可能性があり、来期(14年12月期)も収益増が期待される。

 株価の動きを見ると、8月30日に付けた直近安値135円をボトムとして反発し、さらに20年東京夏季五輪開催で建設・不動産関連が物色された流れにも乗り、9月10日には264円まで急騰する場面があった。足元は上げ一服の形となって190円〜200円近辺で推移している。

 9月20日の終値190円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS6円80銭)は28倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS13円13銭)は14倍近辺である。週足チャートで見ると、52週移動平均線近辺から反発して26週移動平均線を回復した。調整が一巡したようだ。20年東京夏季五輪を材料視して建設・不動産関連が物色される流れであり、出直りの動きを強めるだろう。(アナリスト水田雅展の銘柄分析)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:51 | アナリスト銘柄分析