26日後場は、法人税の引き下げ期待が強まり、東証1部の値上がり銘柄数が前引けの602から1043に急増。ここ一服していたオリンピック・リニア新線関連株が動意再燃となり、熊谷組<1861>(東1)は後場一段高の25.4%ストップ高となり出来高1位。安藤・間<1719>(東1)も反発幅を広げて12.3%高。実質10月相場入り(10月受け渡し売買入り)とあって、9月決算の発表シーズンに向けた期待から黒字拡大期待のシャープ<6753>(東1)は2.6%高、北米好調予想の富士重工業<7270>(東1)は3.7%高。海運株はバルチック海運指数9日続伸と伝えられて日本郵船<9101>(東1)が高値更新の2.8%高など全面高となり業種別指数の値上がりトップ。
材料株の物色は旺盛で、ユーグレナ<2931>(東マ)はバイオベンチャー・植物ハイテック研究所(奈良県・生駒市)子会社化発表を材料に11.6%高、楽天<4755>(JQS)はプロ野球の球団快調を材料に4.3%高の連日高値。
ファーストリテイリング<9983>(東1)はヒートテック新製品に期待とされて戻り高値の3.4%高。サニックス<4651>(東1)は家庭用のソーラー発電設備や取り組み妙味が言われて10.2%高の急反発。
東証1部の値上がり率1位にはラサ工業<4022>(東1)の33.3%高が入り前場は一服気味だったものの放射性物質除去技術を材料に再動意となり高値更新、2位は前出・熊谷組<1861>(東1)の25.4%ストップ高、3位はNSユナイテッド海運<9110>(東1)の15.7%高となりバルチック海運指数9日続伸と伝えられて高値更新、4位は飛島建設<1805>(東1)の15.6%高となり急反発の切り返しとなった。
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2013年09月26日