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2013年09月27日

【株式評論家の視点】ビオフェルミン製薬は4営業日続伸、好業績で出直り強める

<銘柄の見所>

株式評論家の視点 ビオフェルミン製薬<4517>(東1)は、9月26日(木)3円高の(+0.11%)の2650円と4営業日続伸で出直りつつある。高値からの調整が一巡した感があり、ここからの押し目は注目されそうだ。株価は、大正製薬による子会社化で、香港や台湾などアジアへの輸出拡大に対する期待感から、8月22日に年初来の高値3185円と買われた後、9月2日安値2542円と20%調整し、2600円割れの下値圏に届き往って来い。下値を固め反騰態勢に入りつつある。

 足元の業績、今3月期第1四半期決算は、大衆向製品では主力製品である「新ビオフェルミンS」が前年同期比期並みに推移、「ビオフェルミン下痢止め」などその他の既存品が順調に推移したほか、医療用医薬品では「ビオフェルミン錠剤」が同12.3%増、「ビオフェルミンR」が同40.1%増、「ビオフェルミン配合散」が同10.0%増となったことが寄与し、売上高が26億6300万円(前年同期比5.5%増)、営業利益が10億4700万円(同10.7%増)、経常利益が10億8200万円(同11.9%増)、純利益が6億7000万円(同11.8%増)と2ケタ増益と好調。第1四半期営業利益は中間期計画18億2000万円(前年同期比3.1%増)に対する進捗率が57.5%と順調に推移しており、通期会社計画30億円(前期比11.4%減)を上ブレする可能性は高い。

  同社では、フェーカリス菌という乳酸菌に、ストレスや緊張による腹痛を和らげる効果があることを動物実験で確認。神戸工場(神戸市)の乳酸菌培養棟では、乳酸菌の培養能力を3倍に増強し、その成果を整腸剤などの販売拡大につなげる見通し。大正製薬との連携強化によって香港や台湾などアジアへの輸出拡大に対する期待感が下支え、10月下旬に発表が予定される今3月期第2四半期決算で業績好調が確認されれば、高値奪回へ向かう可能性はあり、待ち伏せ買い妙味が膨らもう。(株式評論家・信濃川)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:07 | 株式評論家の視点