
昨年10月に家電販売事業から撤退し輸入高級バッグ、時計などのファッション事業に経営資源を集中した効果が早くも現れている。『ギンザラブラブ』の菖浦店を出店、旗艦店のギンザ店をはじめ太田店、鶴ヶ島店、郡山店、諏訪店のリニューアルを行った。商品では自社オリジナルブランドに注力した。
通期見通しについては電力や社会保険等の負担増が予想されるものの、営業利益9300万円(前期赤字2億8800万円)と3期ぶり黒字転換の見通し。とくに、最終損益においては前事業年度に発生した商品の盗難損失に対する保険金受入れによって1億5100万円(同赤字12億8300万円)と大きく向上する。1株利益10.5円、配当は年1円の予定。
さらに、今後は中低価格の自社ブランド品にいっそう力を入れていく。小型の自社ブランド専門店を積極的に展開する計画だ。
30日の株価は16円高の124円と4月につけた年初来高値にツラ合わせしている。アベノミクス効果による高級ブランド品の好調と、『ギンザラブラブ』のブランド力アップ、今後の自社ブランド展開を期待すれば1株純資産251円に近い200円ていどの株価は見込めるだろう。
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