■医療分野のクラウドサービス「NOBORI」を前下期から本格的にサービスを開始
テクマトリックス<3762>(東1)は30日、北海道地区において医療分野の事業が順調に拡大しているため、札幌営業所を新設すると発表した。
同社は、医療分野のクラウドサービス「NOBORI」を前下期から本格的にサービスを開始しているが、前期末で既に、約50施設から受注していて、国内では圧倒的トップの座を占めている。今期は100施設の契約を目標として営業に注力している。対象となる医療機関は大規模ではなく、独自でIT投資を行うことができない比較的規模の小さな医療機関をターゲットとしている。この営業が順調に進んでいることから、今回札幌に営業所を新設することになったと思われる。
同社では、医療機関の情報を預かることから、セキュリティの面では東西2拠点のデータセンターに同じ情報を分散し、更に1拠点で二重化することで、4重管理となることから安全で堅牢なデータ管理が行われている。現在、オンプレミス・ユーザーをクラウドサービスに加速度的に置き換えているが、売切り型ではなく、複数年契約の従量制の月額課金のストック型の販売であることから、当面は売上の減少が発生し、損失が拡大する。しかし、2016年度までには、収益のストック化による収益率の大幅な改善が実現し、黒字化する計画。
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2013年10月01日