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2013年10月09日

【アナリスト水田雅の銘柄分析】ビー・エム・エル頑強、ぴたり高値圏に張り付く、業界での実力発揮を評価

 受託臨床検査大手のビー・エム・エル<4694>(東1)の株価は、全般に地合いが悪化する中でも高値を更新する動きだ。好業績が支援材料であり、短期調整を挟みながら上値を追う展開だろう。

 受託臨床検査事業を主力として、腸内細菌検査や食品衛生コンサルティングなどの食品衛生検査事業、電子カルテなどの医療情報システム事業、SMO(治験支援)事業なども展開している。

 事業基盤拡大に向けてM&Aも活用し、受託臨床検査事業では検査ラボの全国展開や規模拡大、クリニック市場や病院市場での新規顧客開拓を推進している。さらに北海道、本州、九州での子会社再編などを実施して収益構造改善に取り組んでいる。食品衛生検査事業は「食の安全」意識の高まりが追い風であり、医療情報システム事業では電子カルテ「クオリス」のブランド向上に向けた取り組みを強化している。

 今期(14年3月期)連結業績見通しについては、売上高が前期比2.8%増の973億円、営業利益が同7.0%増の71億円、経常利益が同4.6%増の73億円、純利益が同7.9%増の40億円としている。臨床検査事業は競争激化などで受託価格が下落するが、クリニック市場や病院市場での新規顧客開拓、子会社の第一岸本臨床検査センターの収益改善などが寄与する。大幅増益だった第1四半期(4月〜6月)の通期見通しに対する進捗率は高水準であり、通期増額の可能性が高いだろう。

 株価の動きを見ると、水準を切り上げて高値を更新する展開だ。9月10日には3170円を付けて09年12月の高値2930円を突破し、さらに10月3日と10月8日には3325円まで上伸し、全般に地合いが悪化する中でも高値を更新している。今期好業績を評価する動きだろう。

 10月9日の終値3310円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS188円36銭で算出)は17〜18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間40円で算出)は1.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2389円83銭で算出)は1.4倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線がサポートラインの形だ。また月足チャートで見ると、大勢1600円〜2800円のレンジから上放れて新たなゾーンに突入している。指標面に割高感はなく、短期調整を挟みながら上値追いの展開だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:23 | アナリスト水田雅展の銘柄分析