安くて便利なバラエティ・ストアの運営とチェーン展開している、ジェーソン<3080>(JQS)は、10月11日(金)13円高の247円と3営業日続伸で、7月11日につけた年初来280円奪回を視野に捉えている。日足一目均衡表は雲を上抜けているほか、ローソク足がパラボリックを下から上に突き抜け陽転、MACD(12日−26日)はシグナル(9日)を上抜けと、目先テクニカル的には上昇基調を強める方向へ。
足元の業績、11日大引け後に発表された今2月期第2四半期決算は、より低価格の生活必需商品の品揃えの強化に加え、さらなるローコストオペレーションを進めた結果、売上高は102億8200万円(前期比0.6%減)、営業利益は2億1900万円(同9.8%減)、経常利益は2億5200万円(同6.9%減)、純利益は1億3700万円(同8.7%増)に着地。通期純利益1億5000万円(前期比4.5%増)は達成できる見通しで、年間配当7円10銭を予定している。
株価は、7月11日につけた年初来の高値280円から8月12日安値214円、9月10日安値217円、10月7日安値220円と売り直されて220円前後で下値を固め上昇。今期予想PER21倍台と割安感にやや乏しいが、配当利回り2.8%と利回り妙味がソコソコあり、下値不安は少なく、値動きの良さから人気化する可能性はあるだろう。(N)
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2013年10月12日