23日は、後場寄り直後から日経平均が急速に下げたこともあり、好業績株や材料株に売買がシフト。業績予想や配当見込みを昨日増額修整した日本電産<6594>(東1)が4.5%高、同じく加賀電子<8154>(東1)は17.7%ストップ高となり東証1部の値上がり率1位。10時に発表したサカイ引越センター<9039>(東1)は7.4%高、14時に発表した大成建設<1801>(東1)は3.5%高。
為替が昼頃から1ドル97円台に入る円高に振れたため、日産自動車<7201>(東1)は終値で10月10日以来の1000円割れ。ソニー<6758>(東1)も同じく10月10日以来の1900円割れ。中国人民銀行の幹部が金融引き締めの可能性に言及と伝えられたことも影響。
一方、電子書籍・漫画のアートスパークホールディングス<3663>(東2)は20.8%ストップ高、パピレス<3641>(JQS)は18.7%ストップ高。米アップルのタブレット端末「iPad(アイパッド)」の新製品発表で電子書籍の需要増加とされて、イーブックイニシアティブジャパン<3658>(東マ)は8.2%高。また、オフィス通販代理店も兼ねるハイパー<3054>(JQS)は24.7%ストップ高。
省電舎<1711>(東マ)は2日連続ストップ高の22.5%高、電力自由化に期待とされてグリムス<3150>(JQS)も2日連続ストップ高の21.0%高。
昨日、新規上場のシステム情報<3677>(JQS)は13時23分に公開価格740円の4.7倍の3500円で初めて売買が成立。その後同じく5.7倍の4200円まで上げ、終値も4200円。
東証1部の値上がり率1位は前出・加賀電子<8154>(東1)の17.7%ストップ高、2位はネクスト<2120>(東1)の16.4%高となり不動産情報サイト会社だが家具・インテリアなどの電子商取引企業との資本提携を材料に高値更新、3位はMORESCO<5018>(東1)の14.0%高となり四半期決算好調で決算説明会を最近開催とされて連日高値に進んだ。
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2013年10月23日