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2013年11月01日

【じっくり投資コーナー】オリエンタルランドは増額修正の好業績見直す、開業30周年イベント好調

じっくり投資コーナー  東京ディズニーランド・シーを運営し、ホテルや商業設備へ拡大している、オリエンタルランド<4661>(東1)は、10月31日(木)50円高の1万5720円と4営業日続伸している。サポートラインとなっていた9カ月移動平均線から出直る動きとなっており、上昇トレンドを堅持していることから、連続最高益更新の業績絶好調銘柄として中長期的な視点で注目したい。

  足元の業績、10月17日に今3月期第2四半期・通期業績予想の上方修正を発表した。4月15日から来年3月20日まで340日間の日程で開催中の東京ディズニーランドの開業30周年イベント「ザ・ハピネス・イヤー」の効果が大きく、通期売上高は従来予想の4137億3000万円(前年同期比4.6%増)から4603億4000万円(同16.4%増)、営業利益は同827億8000万円(同1.6%増)から1066億9000万円(同31.0%増)、経常利益は同823億5000万円(同1.8%増)から1055億2000万円(同30.5%増)、純利益は同522億8000万円(同1.5%増)から662億円(同28.6%増)と連続過去最高益更予想を上乗せする。年間配当予想120円は据え置いている。

  株価は、今3月第1四半期営業利益が前年同期比5割増益と好調に推移したことを受け、当初の会社計画は保守的との見方が強まり、8月6日に上場来の高値1万6800円と買われたため、その後、外資系証券による投資判断「買い」継続、目標株価2万円据え置きのレーティングや、13年度上半期(4月1日−9月30日)の東京ディズニーランドと東京ディズニーシー合計の入園者数が、上半期としては過去最高となる1535万9000人(前年同期比15.9%増)に達したと発表されるも、高値を奪回することが出来ず、もみ合いとなっていた。今回の上方修正も市場予想内と受け止められ目先好材料出尽くし感が出て売り優勢に、10月25日安値1万5150円まで調整し切り返す動き。会社側の通期業績見通しは依然として保守的との見方が根強く、富士山の世界遺産登録、2020年東京オリンピック開催がフォローの風となり、海外からの入園者は増加すると期待されることから、観光立国関連の中心銘柄として中長期的にも成長は続くと予想される。9カ月移動平均線がしっかりサポートしており、高値奪回となれば、2万円大台乗せが視野に入ろう。(N)
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